能登の里山里海 デジタルアーカイブについて
石川県能登半島の4市5町に広がる「能登の里山里海」が、平成23(2011)年6月、国際連合食糧農業機関(FAO)から世界農業遺産の認定を受けました。これは、能登の里山里海が生物多様性をはぐくむと同時に、生態系や景観を維持するために、環境にやさしい伝統的な農林漁業が今日も行われていることが高く評価された結果と言えます。
このサイトは、石川県が世界に誇る「能登の里山里海」を構成する数々の資産を、「自然・景観」「歴史・史跡」「農林水産・食品」「祭礼・風習」「生活・匠の技」に分けて紹介するものです。その一つひとつが、長い歳月と人々の営みや祈りから生まれたものであり、「能登はやさしや土までも」と評される能登独特の風土まで形づくっているのです。
カテゴリーについて
- 自然・景観
能登にはあふれる自然があり、多様な動植物が息づいています。また、人間が生活や作業の場としてかかわり、古くから共生してきた里山・里海の景観が広がっています。 - 歴史・史跡
能登が国として登場するのは8世紀の奈良時代にさかのぼります。長い歴史を刻む能登を知り、先人の暮らしや形づくられた独特の風土を伝える史跡などがたくさんあります。 - 農林水産・食品
懐の深い里山・里海に包まれる能登は、昔から農林水産業が盛んでした。能登ならではの滋味に富んだ農林水産物や、代々受け継がれてきた郷土の味覚が人々に幸せを届けます。 - 祭礼・風習
能登は祭りの宝庫とも呼ばれ、五穀豊穣や大漁を祈り、自然や祖先に感謝する祭礼や習俗が今に伝わります。ほとばしるエネルギーや全国的にも珍しい祭りが見る者を圧倒します。 - 生活・匠の技
自然の厳しさと対峙しながらも、四季を豊かに過ごしてきた能登の住民。その知恵や工夫、暮らしから生まれた匠の技が、能登の個性の輝きを際立たせています。