解説
宝達山には能登では希少なブナの原生林をはじめ、スギ、ミズナラ、コナラ、シデ、オニグルミなどの森が広がっています。森には土砂災害や洪水を防止する機能や農地を潤す水源としての機能があり、宝達山の森林は平成7(1995)年に林野庁が選定した「水源の森百選」にも選ばれています。豊かな森を守り、はぐくもうと、平成18(2006)年に地元住民らで設立されたのが「宝達山水源の森づくり協会」です。前身は平成5(1993)年に発足した「押水宝達山水源の森づくり協会」 で、二町が合併して宝達志水町が誕生したのを機に名称を変更しました。同会では毎年、クヌギやコナラ、アテの苗木を植林するほか、下草刈りなどの活動に取り組んでいます。