世界農業遺産「能登の里山里海」の写真・映像資料の紹介サイト

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名称
九十九湾(ツクモワン)
所在地
能登町
カテゴリ
自然・景観
分類
指定状況
日本百景(1927)
解説
典型的なリアス式海岸で、入り口が225メートル、奥行きが1.2キロメートルあり、大小さまざまな入り江がつくる海岸線は延長13キロメートルにも及びます。入り江が数多くあることから「九十九湾」という名が付いたとされています。湾の中央には、スダジイや松、カツラが繁茂する蓬莱島(ほうらいじま)があり、周囲の海岸段丘では赤松やウラジロ、コモチシダなどが生い茂ります。年中穏やかな水面は、その豊かな緑を映し出し、まるで箱庭のような雰囲気を醸し出しています。最大水深は25メートルで、日本最北限のものを含む70種あまりの海藻が繁殖するほか、アブラメ、メバル、タイといった魚やアメフラシ、ムラサキウニ、ムツサンゴなど、多様な生き物が生息しています。能登の里海を代表する景勝地で、昭和2(1927)年に日本百景のひとつに選ばれています。
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