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名称
宝達金山跡(ホウダツキンザンアト)
所在地
宝達志水町上田出ほか
カテゴリ
歴史・史跡
分類
歴史的建造物
年代
11世紀~16世紀
指定状況
宝達志水町指定有形文化財「宝達金山古文書」(2005.3)三州志来因概覧
解説
宝達山では江戸時代に金が掘られていました。「越登賀三州誌」によれば、金山としての開山は天正12(1584)年とされ、最盛期には150人以上が従事し、大判にして3500枚分、約1.3トンを産出しました。当初は親方が職人を雇って採掘する「親方請負制」で運営され、金の産出量が減少してきた元和3(1617)年には、職人の流出を食い止めるため加賀藩直営になりました。12カ所の坑道が崩壊する落盤事故が起きた後、次第に衰微し、やがて閉鎖されました。職人たちは金山で培った技術を生かし、金沢の辰巳用水など藩の土木工事に従事し、「宝達者(ほうだつもの)」と呼ばれました。全部で何本の坑道があったかは明らかになっていませんが、東北側の斜面に9カ所の廃坑口が確認され、中腹の中尾平鉱跡には開口部が残っています。慶長年間の金鉱採掘に関する運上金を記録した「宝達金山古文書」は、町指定有形文化財となっています。
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備考
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