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名称
アマメハギ
所在地
輪島市門前町、能登町秋吉
カテゴリ
祭礼・風習
分類
慣習・その他
指定状況
・国指定重要無形民俗文化財(1979.2)・ユネスコ無形文化遺産(2018.11)
解説
「ガチャ」と呼ぶ鬼や天狗、猿の面を付けた一行が家々を訪れ、「怠け者はおらんか」と小さな子どもを戒めて回るのがアマメハギで、国の重要無形民俗文化財に指定されています。能登に古くから伝わる正月行事で、家庭の災厄(さいやく)を払う願いも込められています。アマメとは、働かず囲炉裏や火鉢に長くあたっていると足にできるアザ状の跡のことで、それをノミやツチで引きはがすのがアマメハギです。アマメハギは1月~2月に行われ、耕作が始まる春を前に農民の怠惰を戒めようとしたのがルーツともされます。また、アマメハギは秋田県男鹿(おが)地方のナマハゲと似た点が多く、年越しの節目に神様が家々を回るという日本人の信仰の原型を残しているとも考えられます。平成30(2018)年11月には、ユネスコ(国際連合教育科学文化機関)により、「来訪神 仮面・仮装の神々」として、秋田県の「男鹿のナマハゲ」等、8県の10行事とともに無形文化遺産に登録されました。
備考
閲覧数
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