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名称
段駄羅(ダンダラ)
所在地
輪島市河井町
カテゴリ
祭礼・風習
分類
慣習・その他
指定状況
・市指定無形民俗文化財(2009.6)
解説
輪島塗職人の間で受け継がれてきた言葉遊びの一種で、俳句や川柳の五・七・五の17音を基本としています。例えば、「おめでたい 乾杯続く 寒波居続く 北の宿」のように、「乾杯続く」と「寒波居続く」の部分を同じ音にして二通りの意味を持たせ、前半と後半で異なる事柄を詠みます。その始まりは江戸時代中期にさかのぼります。輪島塗の行商人が、ひとつの語句に異なる二つの意味を持たせる「もじり」を江戸で習い覚え、それが輪島塗職人の間で流行したと伝わります。輪島塗の工程は長時間座って行う手作業であり、段駄羅は職人にとっては作業の手を休めずにできる格好の気分転換だったのです。近年は、輪島市内の道の駅「輪島ふらっと訪夢」から輪島朝市までの街灯などに段駄羅の作品が掲示され、観光地の盛り上げにひと役買っています。
備考
閲覧数
7491回