解説
きびだんごっ粉は製粉したキビともち米を配合した商品で、水でこねてゆでるだけでキビ団子を作ることができます。きびっ粉はキビ団子にあんを入れた商品です。町内外のイベントなどで販売するほか、地元の小学校ではきびだんごっ粉を食育の授業に活用しています。生産しているのは穴水町沖波の農家の主婦グループ、沖波きび加工組合です。沖波では古くからキビ栽培が盛んで、毎年稲刈りが一段落した10月に収穫し、集落の人々はキビ団子やキビ餅にして食してきました。地域の伝統食を広く知ってもらうため、平成2(1990)年に結成した組合では、休耕田でキビを栽培するほか、平成8(1996)年には加工施設を新設し、特産品づくりに取り組んでいます。