解説
穴水町はじめ能登で栽培されたブドウを使い、同町内にあるワイナリーで醸造するのが「能登ワイン」です。2006(平成18)年から販売を開始し、赤、白、ロゼを合わせ、年間約10万本のワインを出荷しています。赤土の土壌に地元でとれたカキの貝殻を肥料として使うことで、糖度が高く、ほど良い酸味のあるブドウが出来上がります。工程では酵母の除去に加熱処理をせず、フィルターを使うことで、ブドウ本来の香りや味わいを生かしたフルーティーな飲み口に仕上がります。平成25(2013)年に開催された国産ワインコンクールで、ヤマソーヴィニヨンという品種で醸造した赤ワインが金賞を獲得するなど、品質も高く評価されています。
また、平成23(2011)年に設立した「ハイディワイナリー」は、輪島市門前町のふたつのエリア「鵜山」と「千代」でブドウを育てています。いずれのエリアも海が眼下にひろがる場所でワイン用ブドウを栽培し、醸造もしております。
このほか、能登町の「きのみワイナリー」では、特産のブルーベリーを使ったブルーベリーワインを醸造しています。