解説
穴水町の旭ヶ丘、山中、輪島市の鵜山、千代の丘陵地では広大なブドウ畑が広がっています。栽培されているのはワインを醸造するためのブドウです。穴水町では赤ワイン用としてヤマソーヴィニヨン、マスカットベリーA、メルロー、白ワイン用としてシャルドネ、セイベルといった品種が栽培されています。赤土の土壌で、穴水湾で捕れたカキ貝の殻を肥料として栽培することで、他産地にはない味わい深いブドウが育ちます。栽培が始まったのは平成12(2000)年です。青々とした葉を付けた垣根が整然と並ぶ様子は、能登の新たな里山風景となっています。輪島市では、海が見える丘陵地でブドウを栽培しており、例年9月から10月にかけてたわわに実った実が収穫され、11月には紅葉を楽しむこともできます。