解説
「能登野菜」に認定される能登山菜は豊かな里山の象徴と言え、フキやワラビ、ゼンマイ、ウド、カタハ、アサツキ、センナ、コゴミ、シュンランなど多くの種類があります。能登野菜出荷協議会などによって①中能登町以北の山野②1月~6月(品目により異なる)③自生、自生地から種子または株分けしたもの④色や形状等一定の基準を満たしたもの⑤栽培農家ごとに記帳し、出荷前に農協が確認の条件や協定が定められています。石川県ではブランド化に力を入れ、フキやウド、カタハなどは自然に近い状態でハウス栽培も行われています。また、産地と県では里山の荒廃を防ぐために、小さなものや個人で食べる以上の量を採らないよう、山菜採りに訪れる人に向けてマナーの徹底も呼びかけています。