解説
能登産のブランド和牛です。血統が明確な黒毛和種であること、石川県内が最終飼養地であり、かつ飼養期間が最長であること、肉質等級がA3以上またはB3以上であることといった基準を満たすものが能登牛として認定され、証明書が発行されます。きめ細かな肉質と、柔らかさや香りの良さにつながるオレイン酸をたっぷりと含む良質な脂肪が特徴です。特に品質が高いものは「能登牛プレミアム」として認定されます。現在の能登牛は、霜降りが入った上質な肉ができる兵庫系と、体が大きくなる鳥取系を掛け合わせて昭和9(1934)年ころから生産された和牛一代雑種に、さらに兵庫系の雄牛を交配、改良したものがベースになっています。平成7(1995)年11月に31頭を初出荷し、平成26(2014)年度は県全体で695頭を出荷しました。