解説
宝達志水町は石川県内最大のイチジク産地です。紺屋町、北川尻、免田、上田、河原など、宝達山のふもとの地区では、約45軒の農家が約8ヘクタールの畑で押水イチジクを栽培しています。例年8月初旬から11月中旬にかけて収穫する。完熟させてから収穫するため、他産地にはない豊潤な甘みが味わえると評判です。昭和47(1972)年に数人の農家がコメの減反策として、イチジクの代表的な産地である奈良県の農家から栽培方法を学んだのが始まりです。近年は栽培が難しい黒イチジクの栽培も始まっています。生食用のほか、ジャムや菓子の材料としても活用されています。