解説
のとてまりは、奥能登の気候風土を生かして栽培される原木生シイタケです。品種は、日本きのこセンター(鳥取市)が開発した肉厚・大型の「菌興(きんこう)115」を活用して栽培する「のと115」。その中から①笠の直径が8センチ以上、厚みが3センチ以上、巻き込みが1センチ以上、②形がそろっていて円形に近い、③割れなどが見られない――などの厳しい規格をクリアしたものを、のとてまりに認定しています。さらに、平成25(2013)年からは笠の直径が10センチを超える最上級品を「のとてまりプレミアム」として取り扱っています。12月~3月の冬期間限定で販売されており、風味が良く、肉厚で食べ応えは十分です。県内外に出荷され、料亭などからも高い評価を受けています。生産者や石川県でつくる「奥能登原木しいたけ活性化協議会」ではブランド化を推し進め、マツタケを超える価格で取引されることも少なくありません。