解説
能登町布浦にある赤崎台地で栽培されるイチゴで、品種は「宝交早生(ほうこうわせ)」。甘みが強く、果肉が柔らかいことが特徴です。柔らかい分、傷みやすく、長距離輸送に向かないため、ほとんどが観光農園の摘み取り用として消費されています。4月中旬から6月中旬にハウス栽培、5月中旬~6月中旬に露地栽培のイチゴを味わうことができ、毎年、多くの観光客がイチゴ狩りに訪れます。栽培が始まったのは昭和30年代後半にさかのぼり、当時、北陸3県で露地栽培を手がけているのは同地区だけでした。最盛期には30軒以上の農家がありましたが、その数は高齢化などで徐々に減少しています。