解説
能登野菜のひとつで、品種は「キャロル10」です。果皮が薄くて口に残らない肉厚の果実は、高糖度で食味の良さが特徴。昭和63(1988)年から旧門前町(現輪島市)で栽培が始まり、現在では奥能登で広く生産されています。流通は主に石川県内ですが、京阪神にも出荷されています。能登は昼夜の寒暖差があり赤土で育つため、甘味と酸味のバランスに優れ、消費者からの評価も年々高まっています。栽培方法はハウス利用などによる夏秋栽培で、栽培履歴の記録を徹底するなど安心、安全な生産に配慮しています。春先に植付けを行い、出荷時期は5月下旬から11月までとなっています。