解説
日本かぼちゃの一種であり、直径15cmほどの小型で、真上から見ると菊花に似ていることから、この名前が付きました。品種は「神田小菊」で、粘り気のある濃黄色の果肉にはビタミンC、カロテンが豊富に含まれ、上品でさわやかな甘味が特徴。昭和40(1965)年代半ばに、転作を契機に旧中島町(現七尾市)で栽培が始まり、畑の排水対策や色付きを良くするため、パイプハウスでの立体栽培を編み出しました。淡泊な風味が微妙な味付けに適することから、割烹などの業務需要が多いのが特徴で、石川県をはじめ関西方面にも出荷されています。能登野菜振興協議会が認定する能登伝統野菜のひとつで、収穫時期は6月下旬~8月中旬です。