解説
能登町では現在、約90軒の農家がブルーベリー栽培を手がけています。風味も日持ちも良い暖地向けのラビットアイ系、より果実が大きい寒冷地向けのハイブッシュ系の品種が育てられ、6月下旬から9月下旬にかけて収穫されます。甘酸っぱい爽やかな味が評判で、石川県内各地のスーパー、洋菓子店などに販路が広がっています。農家の中には摘み取り体験ができるところもあります。試験栽培がスタートしたのは昭和58(1983)年で、平成元(1993)年に水田転作作物として栽培が本格化しました。木の高さが人の背丈ほどで、高齢になっても手入れしやすいことから、近年、栽培に取り組む農家が増えています。生食用のほか、ワインやジャムといった加工品も人気です。