解説
羽咋市の邑知潟(おうちがた)には、シベリアから多数のコハクチョウやガン・カモ類などが飛来し、10月中旬から翌年3月下旬まで越冬します。「日本の重要湿地500選」にも選ばれる邑知潟と周辺の水田は、コハクチョウなどのエサとなるヨシやマコモなどの水性植物や落ち穂が豊かです。さらに、冬の間、田んぼに水を張って微生物などのエサを増やす努力も続けられています。羽咋市では、コハクチョウなどの野鳥を野生環境のまま観察できるよう、市白鳥の里推進協議会と協力会員らが中心となって、車両の通行禁止や保護配慮などを促す看板の掲出など保護活動に力を入れています。