解説
羽咋神社の祭神・磐衝別命(いわつくわけのみこと)が、祭礼にあたり旧鎮座地へ戻るため、本祭前夜に若衆の担ぐ神輿(みこし)で羽咋神社から八幡神社に向かいます。その際、長者川にかかる紺屋(こんや)橋のたもとで船を2艘(そう)つないだ御座舟(ござぶね)に乗り、祇園囃子(ぎおんばやし)や獅子舞にはやし立てられながら、約100メートル上流の八幡神社との間を何度も行き来します。舟からあふれた若衆は肩まで水につかりながら舟を押し、獅子舞も川中で水しぶきを上げて踊り祭りを盛り上げます。神輿を無事、八幡神社まで届けると、若衆らは肩を組み輪になって踊ります。