解説
第11代垂仁(すいにん)天皇の第10皇子で、羽咋地域の開拓神とされている磐衝別命(いわつくわけのみこと)と、その息子で羽咋国造(くにのみやつこ)に任じられたとされる石城別命(いわきわけのみこと)を祭る神社です。創建時期は不明ですが、平安時代中期の『延喜式神名帳(えんぎしきじんみょうちょう)』にその名が記載されています。磐衝別命にまつわる地域の伝承として、羽咋の地名の由来があり、人々を困らせていた大毒鳥を退治する際、お伴の3匹の犬がその羽に食いついたことから「羽を食う」から「羽咋」に転じたと言われています。社殿の背後にある御陵山古墳は前方後円墳で、磐衝別命の墓と伝えられています。