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名称
ため池(タメイケ)
所在地
能登一円
カテゴリ
歴史・史跡
分類
歴史的かんがい施設及びその他歴史的建造物
解説
能登には、平成22(2010)年に農林水産省の「ため池百選」に認定された漆沢池(うるしざわいけ)<七尾市>、奥能登最大の雁の池(がんのいけ)<珠洲市>など、たくさんのため池があり、その数は2054カ所に上ります。そのうち、築造年代が判明しているものが609カ所あり、43%(264カ所)が江戸時代以前、36%(221カ所)が明治時代以前のものです。その理由としては、平坦地が少なく、まとまった農地を確保するのが難しい能登の地形と、大きな河川が少ないことが挙げられます。このため大規模なかんがい施設を造ることができず、田畑を潤す水源としてため池が重宝されたのです。ため池は、地域住民が共同で管理しており、それが集落の結び付きの強さにもつながっています。また、ため池はマガモやオオヒシクイなど希少種の鳥たちのえさ場となり、ゲンゴロウをはじめとした水生昆虫やさまざまな水生植物が見られ、生物多様性を育む場ともなってきました。
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備考
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