名称
曹洞宗大本山總持寺祖院(ソウトウシュウダイホンザンソウジジソイン)
所在地
輪島市門前町門前
地図
指定状況
県指定有形文化財「總持寺経蔵」(1967.10)、「紙本著色花鳥図 伝元信筆」(1969.2)、「紙本著色頻婆娑羅王・韋提希夫人像」(1969.2)、「紙本水墨元画浪龍図」(1969.2)、「絹本著色明画十六羅漢図」(1969.2)、「金銅五鈷鈴」(1968.2)、「桃尾長鳥鎗金手箱」(1975.10)・輪島市指定有形文化財「伝燈院」(2004.3)、「慈雲閣(観音堂)」(2004.3)、「石造 地蔵菩薩立像」(1997.5)、「能面」(1989.4)、「木造 観世音菩薩坐像」(1998.6)、「木造 阿弥陀如来立像」(2004.3)、「漆塗袈裟箱」(1961.1)、「皇帝勅諭刺繍書幅」(1964.3)、「天竜寺青磁花入」(1964.3)、「梵鐘(殿鐘)」(1977.5)、「抹茶碗(のんこう)」(1985.12)、「抹茶碗(金海猫掻茶碗)」(1985.12)、「總持寺祖院 太祖堂正面扉」(1987.6)、「總持寺祖院 普蔵院寺号額」(1987.6)、「總持寺祖院 洞川庵寺号額」(1987.6)、「喚鐘」(2004.3)、「台燈籠」(2004.3)、「山岡鉄舟 襖書」(2004.3) ・輪島市指定有形民俗文化財「絵馬 万歳狂言の図」(1985.12) ・輪島市指定記念物「古和秀水」(1987.6)
解説
曹洞宗の「寺統の祖」とされ、「太祖」と呼ばれる瑩山紹瑾(けいざんしょうきん)が元亨元(1321)年に開創した曹洞宗の古刹(こさつ)です。曹洞宗の布教活動の拠点として、中世から近世における教団の発展に大きな役割を果たしました。かつては總持寺と称していましたが、明治31(1898)年の大火でほとんどの伽藍(がらん)を焼失したのを機に、同44(1911)年に横浜市鶴見区に本山を移転しました。總持寺別院を経て、昭和44(1969)年から現在の寺号に変更しています。約2万坪の境内には、再建された七堂伽藍をはじめ、大火を逃れた境内最古の堂宇(どうう)とされる慈雲閣(じうんかく)、元禄6(1693)年に再建された伝燈院(でんとういん)、享保3(1743)年に加賀藩・前田吉徳が寄進した経蔵(きょうぞう)が現存し、大本山として栄えた往事の風格が漂います。県指定文化財7件、市指定文化財20件があります。