解説
北陸から東北にかけて作られるネギの品種。葉も根も食べられ、細く柔らかであまり辛みがありません。葉の先端に新たな芽を出して子ネギが成長し、さらにその先に同じように孫ネギが芽を出して、葉が櫓のように積み重なっていくことからその名が付きました。宝達志水町新宮では「三階ねぎ」と呼び、明治時代初期から作られてきました。栽培に手間が掛かることから年々、生産量が減っていましたが、平成24(2012)年に地元住民約10人が集まって「三階ネギ守らん会」を結成し、特産化に乗り出しました。薬味として使うほか、卵とじ、ぬたにしてもおいしく食べられます。