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名称
上時国家(カミトキクニケ)
所在地
輪島市町野町南時国
地図
カテゴリ
歴史・史跡
分類
歴史的建造物
年代
17世紀~19世紀
指定状況
・国指定重要文化財「上時国家住宅 主屋・米蔵・納屋」(2003.12)・国指定名勝「上時国氏庭園」(2001.1)・県指定有形文化財「上時国家文書」(2007.12)
解説
時国家の祖先は、平家物語で知られる平時忠の子・時国にさかのぼります。町野川の上流に位置することから「上時国家」と呼ばれ、江戸時代は天領に属して大庄屋を務めた家柄です。建物は天保2(1831)年、地元の大工が20数年の歳月をかけて完成させたもので、入母屋(いりもや)造り、平入り、茅葺(かやぶ)き、四方に瓦葺きの下屋を付けています。正面に唐破風(からはふ)造りの式台玄関を設け、中の天井は部屋によって格付けの異なる仕上げになっています。柱や造作は漆で拭き上げ、欄間も華麗な透彫(すかしぼ)りを施し、上段の間は「大納言の間」と呼ばれる豪華さです。庭園も豪壮な屋敷にふさわしい造りで、住宅が国指定重要文化財、庭園が国指定名勝となっています。中世から近現代までの農政や産業などを記した上時国家文書は県指定有形文化財です。
素材リンク
備考
閲覧数
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