世界農業遺産「能登の里山里海」の写真・映像資料の紹介サイト

DIGITAL ARCHIVE

メニュー

名称
江黒用水(エグロヨウスイ)
所在地
中能登町小竹
カテゴリ
歴史・史跡
分類
歴史的かんがい施設及びその他歴史的建造物
年代
17世紀~19世紀
解説
中能登町の南東部、小竹地区の通称・奥山と呼ばれる山中にあり、石潰山(いしつぶれやま)近くの「湯の谷」から流れ出る水を利用した用水です。その昔、小竹地区では水田の水を小竹川だけに頼り、慢性的な水不足に苦しんでいました。それを解消するため造成されたのが江黒用水で、18世紀初頭には完成していたと考えられています。用水路は全長約1.2㎞で、山を一つ越えて山中に隧道を通し、反対側の谷に至ります。隧道部分は底部に砂がたまったり、水流で削られたりしないよう、3.6mで15㎝下るという絶妙な傾斜で設計されており、
宝達金山の採掘で活躍した能登黒鍬組(のとくろくわぐみ)が力を発揮しました。
閲覧数
3080回