名称
杉谷チャノバタケ遺跡(スギタニチャノバタケイセキ)
解説
遺跡は邑知地溝帯を臨む眉丈山丘陵部にある集落跡です。中心となる時代は弥生時代中期から後期で、集落の周囲を堀で取り囲む環濠集落です。発掘調査では約2000年前の竪穴建物跡から炭化した米の塊が発見され、「日本最古のおにぎり」として大きな話題となりました。分析によれば、コメは水稲品種の晩稲のもち米で蒸されたのち焼かれていることがわかっています。町では道の駅「織姫の里なかのと」でこのレプリカを展示するほか、6月18日を「おにぎりの日」として制定し、買い物客におにぎりのプレゼントを行っています。