解説
能登半島北端の木ノ浦海岸周辺にはツバキの群生地がいくつかあり、特に珠洲市高屋町の徳保神社の社叢林(しゃそうりん)は「徳保の千本椿」の名で親しまれるヤブツバキの名所です。樹高12メートル、幹回り1.6メートルの大きな木もあり、2月下旬~4月にかけて真っ赤な花が辺り一面を彩ります。珠洲市は、ツバキを市の花に指定しており、毎年3月「すず椿フェスティバル」を開催し、ツバキの里をPRしています。また、有志が集まって「珠洲の薮椿プロジェクト協議会」が発足し、観察会などさまざまな活動に力を注いでいます。