解説
志賀町にある増穂浦(ますほがうら)は、紀伊の和歌浦(わかのうら)、鎌倉の由比ケ浜(ゆいがはま)と並ぶ日本小貝三大名所に数えられています。例年、「貝寄せの風」と呼ばれる南西の風が吹く11月から3月にかけて、約4キロの砂浜にサクラ貝やベニ貝、ムラサキ貝など、色とりどりの小貝が打ち上げられ、その種類は500にも及ぶと言われます。地元では集めた貝殻を組み合わせて絵を描いたり、オブジェを作ったりして楽しむ愛好家がいるほか、美しい貝殻を使ったアクセサリーやキーホルダー、リースなどが商品化され人気を博しています。