解説
能登では、土づくり等を通じて化学肥料や農薬の使用を少なくし、生物多様性の保全に効果の高い環境保全型農業を進めています。特に、世界農業遺産認定後は環境に配慮した農業への気運が高まり、奥能登4つのJAで農薬と化学肥料を5割削減した特別栽培米「能登棚田米」のブランド化に取り組んでおり、販売収益の一部を棚田保全活動に利用しています。平成25年(2013年)からは、環境に配慮した一歩進んだ取り組みとして、新規就農者向けのエコ農業、JAS有機農業、自然栽培を軸とする「環境保全型農業」を指導する農業塾も開講しています。