世界農業遺産「能登の里山里海」の写真・映像資料の紹介サイト

DIGITAL ARCHIVE

メニュー

名称
お講さま・報恩講(オコウサマ・ホンコ)
所在地
珠洲市
カテゴリ
祭礼・風習
分類
慣習・その他
解説
浄土真宗の信仰の厚い能登では、現代でも住民の暮らしの中にさまざまな仏事が根付いており、宗祖・親鸞(しんらん)の月命日などに開かれる「お講さま」もそのひとつです。春・秋を中心に営む集落が多く、2カ月おきに開くところもあります。お講さまの日は門徒が寺院に集まり、住職の法話を聴いたり、お勤めをしたりします。また、持ち回りとなる「講申し」の組は、材料を持ち寄ってお講御膳を作るのが習わしです。御膳は肉や魚を使わない精進料理で、昆布でだしをとり、けんちん汁や煮豆、煮しめ、漬け物などが並びます。地元の人が集まって旬の野菜や山菜などを使った料理を囲むお講さまは、娯楽の少なかった時代、庶民の大きな楽しみとなっていました。
備考
閲覧数
6658回