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名称
御陣乗太鼓(ゴジンジョダイコ)
所在地
輪島市名舟町
カテゴリ
祭礼・風習
分類
慣習・その他
年代
11世紀~16世紀
指定状況
・県指定無形民俗文化財(1963.7)
解説
7月31日から8月1日にかけて、地元の白山神社で行われる名舟大祭の折、演奏される太鼓です。沖に浮かぶ舳倉島(へぐらじま)・奥津比咩(おきつひめ)神社から迎えた神が帰社する際、神輿(みこし)の先導役となる太鼓山で演じられます。名称の「御陣乗」は、奥能登で神輿の渡御(とぎょ)を指すゴジンジョ(御神事)にちなみます。夜叉(やしゃ)、幽霊、鬼、達磨(だるま)など奇怪な面をつけた奏者が、地打ちとともに太鼓を打ち込み、最後は回り打ちで激しさを増します。「序」「破」「急」と呼ぶ三段の緩急をつけた独特のリズムが特徴で、主旋律の合間に打ち手はそれぞれ自由に見えを切ります。奥能登の祭礼における太鼓打ち芸能の代表的なものとして、石川県無形民俗文化財に指定されています。言い伝えの中には、1578(天正5)年、能登に攻め込んできた越後の上杉謙信の軍勢を、名舟の漁師が仮面をつけて陣太鼓を打ち鳴らし、退散させたという説もあります。
素材リンク
備考
閲覧数
10120回
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